詩集 花になりたい
A5判 48ページ
ISBN978-4-88325-864-2 C0092
奥付の初版発行年月:2025年12月
書店発売日:2025年12月24日
在庫あり
街角の風、草木、花ばな、季節の移ろい、小動物、昆虫、逝きし人、過ぎ去った人。そのどれも、やさしく、いとおしく描き出す。けれども詩人は「美しいむごさ」を知る人だ。それにおののく自分をいとしく思う人である。いつも生命の底にある「わたし」を影絵のように見つめる眼がある。清らかで激しい情念を秘めて。(近江詩人会代表・水沢郁)
Ⅰ
しろい景象
そばにいて
凍った雨
天日
Lively flowers
雲居の空
Ⅱ
This Night
ノイバラ
冬のばら
ヒヤシンス
不香の花
花になりたい
あとがき
あとがき
詩集『花になりたい』を読んでくださったみなさま、
ほんとうにありがとうございました。
心に満ちる平穏な日常は、
わたしの気付きもしない情景のなかで
なにものとも比べがたく
たがいの途で行きずりのひとの現実と
無意識のうちにすれちがう
そこには他のものにすりかえられない
点や線が、たしかにあって
これは私の過去作で「プロフィール」と題しました詩の一節です。
ここにあるいくつかの詩で描かれる花の在り様も、なにものとも比べがたく 他のものにすりかえられない。日々生かされる暮らしのなかで、身近に触れるものとささやかな対話を交わしながら感じ取れるメッセージ。それらを掬いとる術として、なぜだか詩が好きで。私にとって深呼吸の様な作用なのだろうと思えます。
この度は、ごく最近書いたものへnonya様が、大切なご自身の御作品でありますお写真をご提供くださいました。そのお蔭で、華やかな色を添えた作品集を手がける事が出来ました。とても光栄で嬉しく、心よりの感謝と御礼を申し上げます。
詩集制作には、私の第一詩集『風のいろ』の出版で大変お世話になりました サンライズ出版株式会社編集部の矢島潤様、そして平瀬たかのり様にもご尽力 を賜りました。本当にどうもありがとうございました。
最後に、私の手を離れて歩き出していく詩はみなさまに、いかようにも読ん で頂きたいのです。そしてどこかで……一瞬でも想いの重なる景色があればと。
あだちリリー
1969年生まれ。滋賀県大津市在住。近江詩人会会員。
2023年 滋賀県芸術文化祭(滋賀県文学祭)特選(KBS京都賞)
2024年 滋賀県芸術文化祭(滋賀県文学祭)特選
2025年 滋賀県芸術文化祭(滋賀県文学祭)特選
著書:『詩集 風のいろ』(サンライズ出版、2024年)
2025年 滋賀県文学祭文芸出版物表彰作品
コメントはまだありません。